弥生とマネーフォワードの違いを「初心者向け」「自動連携が強い」といった印象だけで決めると、自分の使い方に合わない可能性があります。両社とも銀行・カードの取引取込、仕訳の自動化、申告書作成、e-Taxに対応しています。比較すべきなのは、年間料金、実際に使う口座との連携、サポート、入力画面との相性です。
結論:同じ5取引を入力し、年間総額と手戻りで決める
日々の記録さえ続ければ、集計・仕訳・申告書作成はソフトが自動化してくれる。会社員の副業確定申告の手間を大きく減らせる部分。
重視すること | 先に確認する候補 | 確認ポイント |
|---|---|---|
機能は揃えつつ年額を抑える | 弥生のセルフ、MFのパーソナルミニ | 必要な申告機能とサポートが含まれるか |
電話を含むサポート | 両社の上位プラン | 対応範囲、受付方法、利用期間 |
銀行・カードの自動取込 | 両社を試す | 自分の金融機関が接続でき、明細が正しく分類できるか |
日々の入力をスマホ中心で行う | 両社を試す | レシート、取引確認、修正、申告のどこまでできるか |
公式サイトの機能一覧だけでなく、売上、経費、家事按分、カード明細、固定資産など、自分が使う取引を試すと差が見えます。
2026年の年額を同じ条件で比較する
以下は2026年7月15日に各社公式サイトで確認した年払いの通常料金(税抜)です。初年度割引やキャンペーンは適用条件と終了日が変わるため、表には含めていません。
サービス | プラン | 年額(税抜) | 見るべき違い |
|---|---|---|---|
やよいの青色申告 オンライン | セルフ | 11,800円 | 申告機能は揃う。操作サポートの有無を確認 |
やよいの青色申告 オンライン | ベーシック | 22,800円 | 操作サポートを含む範囲を確認 |
やよいの青色申告 オンライン | トータル | 39,600円 | 業務相談を含む範囲を確認 |
マネーフォワード クラウド確定申告 | パーソナルミニ | 10,800円 | 消費税申告など対象外機能を確認 |
マネーフォワード クラウド確定申告 | パーソナル | 15,360円 | 個人事業に必要な機能範囲を確認 |
マネーフォワード クラウド確定申告 | パーソナルプラス | 35,760円 | 電話を含むサポート範囲を確認 |
月額表示だけで比べず、年払いか月払いか、税込総額はいくらか、翌年も同じ支払いが続くかまで確認します。キャンペーン終了後の更新料金が判断の基準です。
共通する機能:どちらも自動取込とe-Taxに対応
弥生は銀行明細、クレジットカード、POS、請求書などのデータ取込と自動仕訳に対応しています。マネーフォワードも銀行、カード、電子マネー、ECなどの明細を取得し、仕訳候補を作成します。
つまり、「自動連携が必要だからマネーフォワード」とは限りません。自分が使う金融機関や決済サービスが接続対象か、同期が安定しているか、候補仕訳を直しやすいかで比較します。
両社とも確定申告書の作成とe-Taxに対応します。ただし、自動仕訳は最終判断まで無条件に任せる機能ではありません。勘定科目、家事按分、固定資産、期首残高などは、取引内容と証憑を見て確認する必要があります。
弥生が候補になる人
- 同じ申告機能を使いながら、必要なサポート段階を選びたい
- 弥生の画面や用語の流れが理解しやすい
- 銀行・カード連携後の仕訳確認を無理なく続けられる
弥生は全プランで会計・申告の基本機能を提供し、主にサポート範囲でプランが分かれます。安いプランが合うかは、初期設定や不明点を自力で解決できるかで決まります。
一方、サポートが必要なのにセルフを選ぶと、途中で調べる時間が増える可能性があります。価格差だけでなく、年間で何度質問しそうかを見積もってください。
開業届を出して副業を本格化するなら、帳簿づけから確定申告までを見据えて、クラウド申告ソフトのやよいの青色申告 オンラインという選択肢もあります。初年度無料キャンペーンの適用条件と、銀行・カード連携の範囲を公式で確認してから判断してください。
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マネーフォワードが候補になる人
- 使っている銀行・カード・決済サービスが公式の連携対象に揃っている
- 明細の取得から仕訳確認までの画面が自分に合う
- 他のマネーフォワードクラウド製品も含めて管理したい
マネーフォワードは多数の金融関連サービスとの連携を案内しています。ただし、連携数の多さより、自分が使う口座が対象かが重要です。パーソナルミニでは対象外の機能があるため、安さだけで選ばず、消費税申告など将来必要になる処理も確認します。
家計簿アプリの利用経験があっても、事業用の帳簿では私用取引の除外、家事按分、証憑保存など別の作業が発生します。操作感は無料で触れる範囲で確認してください。
銀行・カード・家計簿アプリの自動連携で記帳を省力化したいなら、マネーフォワード クラウド確定申告を試す手があります。連携できる金融機関、無料で使える範囲、スマホでどこまで完結できるかを公式で確認してから判断してください。
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契約前に同じ5取引でテストする
- 売上を1件登録する
- 仕事専用の経費を1件登録する
- 私用と兼用する通信費などを家事按分する
- 銀行またはカードを1つ連携し、取得明細を修正する
- 申告書の作成画面まで進み、未入力項目と警告を確認する
このテストで測るのは、入力時間、迷った回数、修正のしやすさ、必要なサポートです。機能表の数ではなく、申告までの手戻りが少ないほうを選びます。
65万円の青色申告特別控除は有料プランの特典ではない
65万円の青色申告特別控除は、ソフト会社が付与する特典ではありません。国税庁が定める要件を満たした申告者に適用されます。
- 事業所得または不動産所得を生ずべき事業を営んでいる
- 複式簿記で記帳している
- 貸借対照表と損益計算書を添付し、期限内に申告する
- 55万円控除の要件に加え、e-Taxで申告するか一定の電子帳簿保存を行う
どのプランを選んでも、取引の記録と要件確認は本人の責任です。青色申告を始める人は、開業届と青色申告の違いも確認してください。
迷ったときの最終判断
質問 | 判断 |
|---|---|
使う銀行・カードが連携できるか | 片方だけ対応なら、そのソフトを優先 |
5取引の入力で迷いが少ないか | 手戻りが少ないほうを優先 |
電話や操作相談が必要か | 必要なサポートを含む年額で比較 |
翌年も負担できるか | 初年度割引後の通常料金で判断 |
次の一歩
- 副業で使う銀行・カード・決済サービスを書き出す
- 両ソフトの無料期間で、同じ5取引を登録する
- 2年目以降の年額と、必要なサポートを含めて比較する
- 申告前に国税庁の青色申告特別控除の要件を確認する
免責事項
本記事は一般的な会計ソフト選びの判断材料です。料金、キャンペーン、連携先、サポート、申告機能は変更される可能性があります。契約前に各社公式サイトと国税庁の最新情報を確認し、個別の税務判断は税務署または税理士へ相談してください。本記事にはアフィリエイト広告が含まれますが、報酬の有無で比較結果を変えていません。
